メリットとデメリット
■太陽光発電システムのメリット・デメリット
太陽光発電に興味はあるけど、安い買い物じゃないから色々と心配。」
という方もおられるかと思います。 そこで、このシステム普及に日々携わる1人として、太陽光発電システムの『メリット』と『デメリット』を お伝えしたいと思います。
まずはデメリットから挙げていこうと思います。
◆導入コストが高価、、です。
システム価格は原材料のシリコンが世界的に高騰していることもあり 毎年のコストダウンを吸収して、ここ数年ほぼ横ばいが続いています。 平均設置価格の200~250万円は車と同等の価格ですので 電気代をまとめて先払いするという感覚でご検討ください。
ただ、今なら国・地方自治体の補助金が支給されており、売電単価が2倍になったことで、かなり投資対効果が高まっています。
◆発電量が天気に左右されます。
晴れの日はもちろんしっかりと発電してくれるのですが、 雨や曇り(雪)の日にはほとんど発電することができません。
(発電量不足分は通常通り、電力会社から自動で電力を買うシステムです)
◆パワーコンディショナーなど、付属機器の取替えが必要です。
太陽光パネルの寿命は20年、30年と言われていますが、パワーコンディショナーなどの付属機器は10年~15年で 取替えもしくは修理が必要となることが考えられます。
他には・・・ 考えつきません。
次にメリットを挙げていきたいと思います。
◆月々の光熱費を大幅節約!暮らしに経済的なゆとりが生まれます。
家庭で使用する電気を自宅で作って使用するので、今まで電力会社から買っていた電気量は少なくなります。
そして発電した電気は自動的に電力会社に売り、その売電分は銀行口座に振り込みになりますので、 結果的に電力会社に支払うお金は大幅に減ります。 (オール電化にされれば、さらに節約出来ます)
ご家庭によっては、売電分の値段の方が高く、
電気代ゼロ、お小遣いがプラスということも可能です。
◆オール電化との相性が抜群!!
オール電化にすることで時間帯別の電気料金体系に変わり、
昼間の電気代が高くなることはご存じかと思います。
太陽光発電システムを設置することで、 “この高くなる時間帯は自宅で発電し、
安くなる時間帯の電気代のみを買う”という最高の節電サイクルを作り出すことができるのです。
オール電化でガス代=0円!
太陽光発電で電気代=0円!
光熱費0円住宅も夢ではありません☆
◆省エネ意識が向上します!
発電モニターによって、 今現在電気をどのくらい発電しているのか、電気を買っているのか、売っているのか、 すべてリアルタイムでわかります。
目につくところ(リビングなど)にモニターを設置することで ご家族皆さんの省エネ意識が高まり、 平均約15%程度の節電効果(※)があるといわれています。
※ ECCJホームページ (財)省エネルギーセンター「生活の省エネルギー」より
◆CO2の排出量を削減!地球環境に貢献できます。
電気を発電する際に使われる石油などの化石燃料。
これらは消費すればするほど、CO2を排出します。
しかし太陽の光を使った自然エネルギーは、 一切の大気汚染物質を排出しません。
設置すること自体が、 大きく地球環境に貢献することになるのです。
◆燃料枯渇の心配がない。
燃料(石油や石炭等)を使用する発電設備は燃料枯渇の心配がありますが、 太陽光発電の燃料は太陽の光ですので、無尽蔵です。
石油資源はこのままの消費が続くと約40年分しか残されていないと言われています。 そんな将来のエネルギー不安も、太陽光発電ならありません。
◆いざというときに心強い!ライフラインとして役立ちます。
地震などの天災時の場合など、 回りは停電していても、自家発電しているので安心です。
自立運転させることで、 頼れるライフラインとして役に立ちます。
◆メンテナンスが容易である。
太陽光発電システムは基本的にメンテナンス不要とされています。
風力発電機等の場合、 機械的な動作を伴うところがあるのでその部分のメンテナンスが必要になるわけですが、太陽光発電には機械的な動作を伴うところはないので 故障がほとんどないのです。
ただし直流を交流に変換するパワーコンディショナーは 一般的な電気製品と同等であるので、 取替えや修理が必要となります。
◆断熱効果で室温が快適に!
設置することで、パネルの断熱効果から室内温度環境にも効果があります。 室内の温度変化が減ることで夏涼しく、冬暖かくなり、冷暖房費の節約になります。
この他にも数多くのメリットがありますが、代表的なものとしてはこのぐらいでしょうか。
確かに太陽光発電システムは車と同等か、それ以上に値が張るものですが、車は買った瞬間から価値が下がっていくのに対して、太陽光発電システムは投資額を回収していくものです。
毎月電気代を支払っても、財産としては何も残りません。
国や自治体から補助金が出る今、 電気代を先払いするつもりで財産として残る太陽光発電システムの導入を 是非ご検討いただきたいと思います。